2011年9月14日水曜日

中性脂肪とタバコ

タバコには主なものだけでも、ニコチン、タール、ニトロソアミン、ベンツピレン、一酸化炭素、シアン化水素、窒素酸化物など、多数の有害物質が含まれています。

喫煙による害は、タールやベンツピレンなど発がん物質による「肺がん」が第一位に上げられますが、ニコチンや一酸化炭素が血管に作用して起こる心臓の血管障害がそれに続き問題視されます。

喫煙と血管障害について簡単に触れると、タバコに含まれるニコチンは、副腎を刺激してアドレナリンなど一種のホルモンの分泌を促し、血管を収縮させる作用があります。
また、一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結びついて酸素不足を起こし、しかも遊離脂肪酸、ひいては中性脂肪、さらに悪玉高脂血症を増やし、血栓をできやすくします。
また、タバコは動脈硬化に直接関係する酸化LDLを増やすこともわかっています。

タバコを吸うことにより、血管が収縮し組織が酸素不足になれば、状況を改善するため心臓は必要以上に血圧を上げ、しかも心拍数を高めて活動しなくてはならず大きな負担となります。